2018/12/30 23:41

12月17−21日まで豊見城市役所にて

パネル展を開催しました。

このパネル展は
私宅監置をテーマに開かれました。

私宅監置、とは
1900−1972まで琉球王府、沖縄県で行政の認めるところで行われてきた
精神病患者といわれる方々を
座敷牢のような個室に閉じ込めていた制度です。

精神病に対する理解も
精神病院の病床も足りなかった時代

地域の治安維持という大義名分のもとに
家族は苦しい思いをしながら
そこに住み続けるために
止むを得ず我が子、我が親を閉じ込めざるを得なかった
沖縄の悲しい歴史の一つです。

本土では1950年には廃止されていたこの制度
米軍統治下にあった沖縄ではその後も長く
皆保険制度もなく
この悪法の元、閉じ込められ命を落とした方がたくさんいらっしゃいました。

まずは知ること、そして今の時代でも形を変えて存在している差別
私たちは皆お互いを知ることを恐れてはいけません。
知らないから恐れるのです。

たくさんの出会いに感謝します。

上映会の模様はこちら。
多くの皆様にご来場いただき、ありがたく思っております。